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投稿日 : 
2020/02/08
更新日 : 
2020/02/08

WindowsホストOS上にVirtualboxで構築されたLinuxゲストOSにsshログインする方法

ホストOS(Windows)上にVirtualboxで構築されたホストOS(Linux)に、ホストOSからsshログインする方法について解説していきます。
イメージ的には以下のような感じです。

なお、すでにVirtualbox上にLinux環境が構築済みであることが前提になります。
■参考
VirtualboxでローカルWindwos環境に仮想Linux環境を構築する手順

ホストOSのIPアドレスを確認

まずは、ホストOS(Windows)のIPアドレスを確認します。

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。

ipconfig

後の工程で使用するので、メモしておきます。

CentOS上のIPアドレスを確認

ゲストLinux上のターミナルにて以下のコマンドを発行します。

ip a

ipの情報が表示されますので、「enp0s3」の「inet」の値を確認します。

この値も後続にて使用しますので、控えておきます。

Virtualboxにてネットワークの設定を行う

Virtualbox上でネットワークの設定を行います。
対象のゲストOSを選択し、「設定」を選択します。

設定画面から「ネットワーク」を選択。
「高度」タブを展開し、「ポートフォワーディング」を選択。

以下のようにポートフォワーディングのルールを設定する。

・名前…任意の名称を設定
・プロトコル…「TCP」を設定
・ホストIP…前項で調べたホストOSのIPを設定
・ホストポート…1024~65535の範囲の任意の値を設定
・ゲストIP…前項にて確認したゲストOSのIPを設定
・ゲストポート…「22」を設定

CentOS上でのsshdの動作確認

suコマンドでルートユーザー権限を得る。

以下のコマンドでsshdが動作しているかを確認。

systemctl status sshd

active(runnning)になっていることを確認。

inativeとなっている場合は、以下を実行。

systemctl start sshd

その後、以下のコマンドにてネットワーク設定を再起動。

systemctl restart NetworkManager

ターミナルからssh接続を行う

ターミナルエミュレーターからゲストOSへssh接続を行います。
ここでは、例としてputtyでの設定を行っていきます。
ただし、どのターミナルソフトでも大きくは変わらないはずです。

Puttyを起動すると以下のような接続設定画面になりますので、各項目を設定していきます。

・HostName…「CentOSでのユーザー名」@「ホストOSのIPアドレス」
・Port…Virtualboxのネットワーク設定にて設定したホストOSのポート(1024~65535の範囲)
・Conection type…「SSH」を設定

任意の名称で接続設定を保存しておきます。
「Saved Session」にセッション名を入力し、「Save」を選択。

保存が完了したら、「Open」で接続を行います。
パスワード入力を求められるので入力すると、ログインができます。
あとは、通常のターミナルと同様に操作が可能です。

Puttyはショートカットをいじることで、接続設定の選択をスキップすることができます。
よく使う接続は以下の記事を参考にショートカットを作っておくと作業効率が良くなります。
Puttyのショートカットを編集して接続設定の選択をスキップする

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管理人プロフィール

都内でITエンジニアをやってます。
変遷:中規模SES→独立系SIer→Webサービス内製開発
使用技術はその時々でバラバラですが、C#、AWSが長いです。
どちらかと言うとバックエンドより開発が多かったです。
顧客との折衝や要件定義、マネジメント(10名弱程度)の経験あり。
最近はJava+SpringBootがメイン。

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