負荷テストのシナリオで、前のレスポンスの値を次のリクエストに渡したい時などが多々あります。
例えば、APIから受け取ったIDを使って、次のリクエストを生成するなどです。
そうした時の設定方法を解説していきます。
「正規表現抽出」の追加
値を受け取りたいリクエストと値を渡したいリクエストの間に「正規表現抽出」を追加します。
値を受け取りたいリクエストを右クリックし、「追加 > 後処理 > 正規表現抽出」を選択します。
「正規表現抽出」の設定
正規表現の設定値は以下のようになっています。
・参照名…抽出した値を格納する変数名。
・正規表現…値を抽出する正規表現
・テンプレート…正規表現で該当した箇所が複数ある場合、何番目のものを取得するか
・一致番号…複数行該当する場合、何行目を抽出するか
・初期値…取得できなかった場合のデフォルト値
そのほかにも設定値があり、headerから値を取得したりもできます。
設定値の詳細については以下を参照ください。
JMeter簡易リファレンス
変数受け取りの設定
変数を受け取ってリクエストを組み立てる部分の設定をします。
該当のHTTPリクエストを開き、パラメータの枠を追加します。
今回は例としてリクエストパラメータを使用します。
値の部分に「${変数名}」を設定すれば、正規表現で抽出した値が代入されます。