Cloud9とHerokuを連携する方法を紹介していきます。
Cloud9とは、AWSが提供するクラウドIDEサービスです。
Herokuとは、Passとして提供されるwebアプリケーションの実行環境です。
これらを連携させることで、Cloud9上で作成したアプリを迅速にHerokuにデプロイして動作を確認することができます。
herokuのアカウント作成
HEROKUからアカウント登録を行います。
HEROKUのサイトに行くと以下のような画面になりますので、必要な項目を入力し、アカウントを作成しましょう。

アカウント作成を実行すると、登録したメールアドレスにメールが送られます。

メールのリンクをクリックすると、パスワードの設定画面が表示されます。
任意のパスワードを設定しましょう。

以下のような画面になれば登録完了です。

Cloud9にherokuをインストール
Cloud9上でHerokuのコマンドを使用できるようにインストールを行います。
以下のコマンドを実行します。
source <(curl -sL https://cdn.learnenough.com/heroku_install)
インストールが完了したら、以下のコマンドでherokuのバージョンを確認しましょう。
以下のようにバージョンが表示されればインストール完了です。
heroku --version
heroku-cli/6.15.5 (linux-x64) node-v9.2.1 # 結果(バージョン情報)
Cloud9からherokuにログイン
Cloud9上でのherokuのセットアップが完了したら、次はCloud9上からherokuにアクセスをしてみます。
以下のコマンドでherokuへログインを試みます。
heroku login --interactive
Emailアドレスとパスワードを聞かれるので、先ほどherokuに登録した内容を入力しましょう。
Logged in as [登録したメールアドレス]
のようなメッセージが表示されればログイン完了です。
herokuにSSHキーを設定
今の状態だと、メールアドレスとパスワードがわかってしまえばどこからでもherokuにログインが可能です。
これだとセキュリティ上あまりいい状態ではないので、SSHキーの設定を行います。
この設定を行うことで、herokuに登録したSSHキーを持っていないと接続することができなくなります。
以下のコマンドでherokuにSSHキーを登録します。
heroku keys:add
以下のように「このSSHキーでいいか?」と聞かれたら、Yを入力しましょう。
Found an SSH public key at /home/xxxxxxx/xxxxxx/id_rsa.pub ? Would you like to upload it to Heroku? (Y/n)
herokuに新しいアプリケーションを作成する
以下のコマンドでheroku上にアプリケーションを動作させるスペースを作ります。
heroku create
コマンドが成功すると、URLが返って来るかと思います。
これが作成されたherokuのアプリケーション空間のドメイン名となります。
試しにURLに遷移してみましょう。
以下のような画面が表示されれば、herokuへのアプリケーションの作成は完了です。

herokuへデプロイを行う
herokuアプリケーションの作成が完了したので、次に実際にherokuにアプリケーションをデプロイしてみます。
デプロイとは、アプリケーションを別のサーバに動作する形で配置することです。
これを行うことで、Cloud9上で作成したアプリケーションをherokuサーバ上で動かすことができます。
herokuにデプロイをするためには、Gitでherokuにリポジトリをプッシュする必要があります。
以下のコマンドで、リポジトリをプッシュします。
git push heroku master
暫くすると、herokuへのリポジトリのプッシュが完了します。
プッシュが完了したら、herokuアプリケーションのURLに遷移してみましょう。
Cloud9上で構築しているアプリケーションが表示されればデプロイは完了です。